会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?

『セミリタイア生活』とはなにか、っていうのは自分が好きに決めていいのかもしれないよ

『セミリタイア生活』で一番大切な能力は「忘れる」こと

 

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人間にとっての一番素晴らしい能力は「忘れることができる」ことではないでしょうか。

 

 

特に会社を辞めて『セミリタイア生活』に入るときには、サラリーマンとしての記憶はすべてリセットした方が、その先、快適に進めることができるでしょう。

「今まで会社に拘束されてできなかったことをやろう」という考え方は理にかなっているかもしれませんが、すでにここで「会社に拘束されていた」という考え方にとらわれています。サラリーマン時代の負の記憶をひきずったまま、新しい生活にのぞむほど無駄なことはありません。

 

 

これは「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」をおくる場合にも同じことがいえます。せっかく自分の活動のコアから会社生活を外したのに、過去のサラリーマン生活でできなかったことの記憶が「それをなんとかしたい」という感情とともに、自分のコアを会社生活に引き戻してしまいます。

残念ながら「なんとかできる」確率は低いでしょう。今までうまくいかなかったからこそ『セミリタイア生活』に入ったのではなかったでしょうか。

 

 

そこで常に意識しておきたいのは「忘れる」能力を最大限に活かすことです。サラリーマン生活におけるネガティブな感情を忘れる。それは新入社員時代の失敗から、今日会社で不愉快に感じたことまで全てが対象になります。

 

 

「失敗を避けるためにどうするか」ではなく「失敗そのものを忘れる」訓練が求められます。身体を動かす、音楽を聞く、親しい人と仕事以外の会話をする。「忘れる」能力は人間にもともと存在するもので、それを意識するだけでも、その能力を拡大していくことができます。

一番避けるべきなのが、過去の失敗を取り戻すためのシミュレーションを頭の中で行うことです。ますます自信を喪失し、マイナスの記憶を強化していってしまうだけです。

 


ミニマリスト」を目指すことも「忘れる」ためには有効でしょう。目につくところに、名刺や書類が散らばっている状態では、本来自分のコアではない会社生活を忘れるのも難しくなります。自分が本当に必要だと考えているものだけがまわりにある安心感があれば、嫌な記憶をひっぱりだすという作業もしづらくなります。

 


「忘れる」ことの利点は、これからの仕事においても、過去の感情にひきずられず客観的に判断することや、自分の経験をストレートに活かすことに繋がります。

アラフィフサラリーマンであれば、無意識に蓄積できている自分の経験や長所は、「忘れる」訓練を数時間やってみたところではなくなるものではありません。そして“良いものはなくならない”という自信が、次の『セミリタイア生活』のステージに導いてくれるのです。

 

 

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