会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?

『セミリタイア生活』とはなにか、っていうのは自分が好きに決めていいのかもしれないよ

『セミリタイア生活』目前のサラリーマンが新入社員にいいたいこと

 

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「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」をおくっているサラリーマンは、もうすでに新入社員たちにかける言葉などないのかもしれません。

 

 

“逃げる”とまでは書きませんが、定年を待たずして会社を去る理由のひとつが「会社生活」への不適合です。とはいっても「自分のようになるな」というほど、人生は単純ではありません。

 

 

書きたいことがひとつだけあります。

 

 

「もし会社生活をおくりながら『これはとても面白い』『これをやっていると時間を忘れてのめりこんでしまう』『他のことをやっていていても、ついそのことを思い浮かべてしまう』ということが見つかったら、それを死守してほしい。他人からも、家族からも、そして自分からも。」

 

 

入社数年目の自分に対してもかけたい言葉です。

 

 

当時、海外留学がしたくて受験のための勉強をしていたことがあります。

いろいろな人に話を聞いて、専門の学校にも通って、半年ぐらいかなりエネルギーを割いていたのですが、いつの間にか止めてしまいました。

海外留学していたら、転職した可能性も大きかったでしょう。外資系の会社で若くして経営陣に加わるような体験をしたかもしれません。

逆に、留学先での勉強についていけず退学して失意のまま、その後のサラリーマン生活をおくっていた可能性もあります。

 

 

実は『海外留学』しなかったことについて、それほど後悔しているわけではありません。語学の能力や仕事のキャリアは、留学しなくても数年あれば、巻き返せます。

後悔しているのは「なぜあのとき、あれほど簡単にあきらめたのだろうか。もっとギリギリまで自分を試して、最終的に自分が納得できてから止めればよかった」ということです。だから「死守してほしい」のです。

自分にとって、『海外留学』ほど「面白い」「やりたい」と思うことは、その後長い間、ほとんど出てきませんでした。

当時「『海外留学』でキャリアを積む」という選択肢は、会社でもそれほど推奨されていたわけでもないですし、それに諸手をあげて賛成してくれる家族や友人も自分のまわりにはいませんでした。

自分もその雰囲気にながされたのか、いつの間にか「またチャンスがあれば」「他に楽しいこともあるし」と止めてしまったのです。

今から考えても「なぜ止めたか」という決定的な理由も思い出せないぐらいです。

 

 

自分の内側からこみあげてくるものを止めるのは、意外と簡単です。

人間は忘れるようにできているし、重大な決断がせまっていても日常生活を支障なくおくることができます。

でも「これをやりたい」という気持ちがあったら、それを続けてほしい。それによって会社生活に支障が出ても、それでも続けてほしい。どうしても両立できなくなったら会社を辞めてもいい。(「会社が嫌になったら、すぐに辞めてもいいよ」という意味ではありません。)

 

 

入社してから20数年が経った自分が「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」を始めたのは、その理由もあるのです。

老後をみすえ、自分を取り巻く家族や経済状況が複雑になっているアラフィフが「自分が夢中になれること」をやるために「会社を辞める」というのは、必ずしも一般的な選択肢ではありません。

ただここで『セミリタイア生活』に入ることをあきらめると「この先一生後悔し続ける」という確かな予感があるのです。

 

 

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