目の前に文字しかない「ミニマリスト」の世界

「会社を辞めない『セミリタイア生活』」ブログを書き始めて、自分のまわりに『セミリタイア』に関する情報があふれていることにあらためて感じました。

書いている文章も、自分が今、考えていることなのか、他で聞いた情報を書きうつしているのだけなのかも、あいまいになります。

その解決法のひとつとして「ミニマリスト」の生活の知恵を借りました。

ブログを書いている部屋の中を片づけて、気になる小物や本はほとんどすべて見えないところに隠しました。なによりあれだけ部屋にあふれていた活字が、見渡す限りなくなりました。

家具の配置も変えました。今まではパソコンで文章をうっていても同時にテレビの画面が目に入る位置にありました。それをあえてパソコンを壁向きに置き換えました。目をあげてもそこには白い壁があるだけです。

ものを身の回りから取り去り、情報を極端に減らすことで、自分の中からの考えがわき出てくるような快感があります。目に見えるのは、自分がうった文字だけ。頭の中で考えていることが、そのまま文字となってスクリーンの左から右に流れていく。とても心地よいリズムがうまれてきます。

こんなに毎日、規則的に時間をかけて、ほぼ100％自分の考えだけをアウトプットするのは初めての経験かもしれません。『セミリタイア生活』についての考え方もかなり整理できました。タイトルにあるように「仕事を辞めなくても『セミリタイア生活』を始めることができるかもしれない。いや、今すぐに始めよう。」というアイディアも出てきました。とても自分勝手で、人に説明するのも難しいけれど、望んでいたライフスタイルはこのかたちなのかもしれません。

「ミニマリスト」と「ブログ」、そして「ミニマリスト」と『セミリタイア生活』の相性はとてもよいのではないでしょうか。自分にとっては、どちらも情報過多な環境の中で入ってくる情報を制限することで、毎日のブログのエントリーや新しいライフスタイルである『セミリタイア生活』がうまれ、その世界が広がっていく実感があるのです。

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