会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?

『セミリタイア生活』とはなにか、っていうのは自分が好きに決めていいのかもしれないよ

こんな『セミリタイア生活』をおくりたい

 

昨日のエントリーの続きです。

around50-otoko.hatenablog.com

 

これまでの自分が、なんとなく『セミリタイア生活』として定義づけていたのは、会社は辞めて、定期的に通う場所や拘束される時間がなくなり、思うように趣味や旅行を楽しむ。ただし『フルリタイア』とは違うのは、空いている一部の時間を使って働き、報酬を得る、というものです。

 

このブログのタイトルが「会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?」なのは、上で書いた一般的な意味とは違う『セミリタイア生活』もあるのではないか、と思ったからです。

 

自分が定義づけた『セミリタイア生活』とは

 

辞めないにしても「会社生活(=本業)」とは距離をおき、本業とは別の「社会的活動」が『生活全体のコア』(中心)に存在し、それが『自分のコア』と一致しているライフスタイル

 

です。

 

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上の図のように、自分の『コア』(=自分が「本当の自分」であると実感できる場所・モノ・考え方)が既に会社生活の中にはない状態が『セミリタイア生活』のひとつの側面です。つまり「会社を辞めてこそいないが、セミリタイアしている」という意味です。

ただ、それよりも大事にしたいのが、自分の中心(『コア』)が、生活の中心(もうひとつの『コア』)となる社会的活動と一致しているという側面です。

 

『コアとなる社会的活動』とは、自分が今までやりたかったがやれなかった、もしくはサラリーマン生活の中でその活動の芽を見つけたが、日常にかまけて忘れていたようなものになるでしょう。社会的に意義があるテーマだと感じ、会社とは別の集団(コミュニティ)と関わり、報酬を得る、もしくは報酬を得られるレベルの活動です。

会社ほど長時間拘束されるわけでも、対価としてのお金が給料ほど得られるものではありません。しかし、サラリーマンの余暇として行っている趣味の世界とは明らかに一線を画すものだと考えます。

 

具体的には、わかりやすく書くとNPO活動に加わる、起業するといった形態となりますが、そこまでおおげさでなくても、同じテーマに関心がある人たちとグループをつくって交流したり、現場を訪問したり、専門家にインタビューしたりする。そういった本業に無理のない範囲のものでも、それで自分として充実感が感じられるのであれば、十分な『コアとなる社会的活動』になると思います。もちろん、ある社会的な課題について、ブログで継続的に情報を発信することも、現実的なアプローチのひとつです。他にも社会人大学院での研究、会社を辞めてから本格的に活動するための資格の受験なども含まれます。

 

またこの『コアとなる社会的活動』は複数あってもかまいません。同時にいくつもあったり、時期によって変わってくる方が自然でしょう。自分のやりたいことや興味があることは、時間が経つと変化していくものです。

 

この『セミリタイア』の定義では、数年後に会社を辞めたとしても『セミリタイア生活』の一部が変わるだけに過ぎません。つまり下の図のように、会社生活がなくなることで、そこに割かれていた時間の大部分が『コアとなる社会的活動』に費やされる時間となるだけです。

 

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これが自分が理想とする『セミリタイア生活』のかたちです。

 

最後に自分が考える『フルリタイア』について書いてみましょう。

『コアとなる社会的活動』に費やす時間が短くなり、またはほとんどなくなり、生活に占める割合が他の趣味と同じ程度になった状態です。

 

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つまりは『フルリタイア』せずに、生涯『セミリタイア生活』が送れることがベスト、ということです。『セミリタイア』、最高!

 

 

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