『セミリタイア生活』でどう「地方活性化」へ切りこむか
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」のコアとしたいのは「地方活性化」への取り組みです。
今は本を読んだり、新聞やネットから情報をひろったり、人と話したりして構想を広げている段階です。
情報収集していると、いかに今、「地方活性化」に取り組んでいる人や組織が多いか、わかります。
まずは国です。
「市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略」の名のもと、さまざまな施策が行われています。
もちろん「地方活性化」の対象となる自治体。
その中でも積極的に「移住」を呼びかけ、成功させている自治体もふえてきました。
地域の中核となっている企業。大都市圏に流出しようとする人材の食いとめに必死です。
逆に大都市圏に本社がある企業も「地方活性化」に取り組んでいます。地方で工場を建てるにあたって、通勤できる人たちを集めるのに苦労しています。
そして「地方活性化」をビジネスとして、これまで出てきた国や自治体、企業を得意先にしようと試みているグループ。
コンサルティング会社、コンサルタント、広告会社。また旅行会社も観光業にとどまらない包括的な地域サポートの領域に進出しています。
最後に個人としてUターンやIターンをする人々。またその輪が広がりNPOを立ち上げるかたちもあります。
さて、これから自分はいったいどの方向から「地方活性化」に切りこんでいけばいいのでしょうか。
今、働いている会社の社員であれば切り口をいくつか挙げることはできます。
ただそれは自分がやりたいこと、ではなくて、客観的に「うちの会社がやるんだったら、こうすれば収益があげられるのではないか」という観点からどうしても見てしまいます。
そして悲しいことに『セミリタイア生活』で自分がやりたいと思うことを考えようとしても、会社側の視点から離れられないのです。会社の社員として、会社の名刺を持ったときにできることしか思いつきません。
『セミリタイア生活』では「地方活性化で、いかにビジネスとしての収益をあげることができるか」という前のめりな姿勢ではなく、その地域に住むのであれ、通うのであれ、「どこに自分の居場所をみつけられるか。そこでこんなことができるかも」ぐらいのゆるいイメージづくりがいいのかもしれません。
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