今日から『セミリタイア生活』をはじめます
今日から『セミリタイア生活』をはじめることにしました。
会社は辞めていません。
会社は辞めていませんが、自分は昨日『セミリタイア』しました。
わかりにくいですね。
( )で説明を付け加えると、こんな感じです。
自分は昨日『セミリタイア(と自分が定義づけたライフスタイルで暮らすことを決意)』しました。
どのように定義づけたかというと、こんな感じです。
自分は昨日までは『サラリーマン』でした。
昨日『セミリタイア』して、今日からの自分は『自分』です。
『サラリーマン』であることは、自分の生活の一部にすぎなくなりました。
今日からの自分が『自分』であるライフスタイルを、『セミリタイア生活』と定義づけることにします。
これを図解してみます。今までの自分のライフスタイルの変遷を追ってみましょう。
この図は『自分のコア(中心)』がどこにふくまれているかを示しています。
ここで『コア』と言っているのは、概念的ではありますが「ここに本当の自分がいるのだ、と実感できる場所・モノ・考え方」ぐらいの意味で使っています。「本当の自分」というのはかなりあいまいですが、先週のAERAの見出しが「50歳、本当の自分を取り戻す」ですから、アラフィフの自分にとってはこの書き方でちょうどよいでしょう。
上の図の通り、自分は『学生』でした。
自我が確立するのは小学校低学年でしょうか。それから中学生になり、高校生になり、大学生になります。この頃は遊ぼうが、勉強しようが、生徒であり、学生であることは100%当たり前のことで、それが自分の『コア』であることを疑うことはありませんでした。
それから自分は就職して『サラリーマン』になりました。
一月前まで大学生だったのに、ある日突然、自分は会社員となりました。それまでほとんど着たことのなかったスーツを毎日着て、ネクタイをする生活に入りました。新入社員の頃は、激変した環境に慣れるのがせいいっぱいで、会社と家の往復以外にはほとんどなにもできませんでした。
自分は『サラリーマン』でした。そして・・・
会社に入って数年も経つと仕事にも慣れ、生活に少し余裕が出てきます。『サラリーマン』にプラスアルファする部分が加わります。自分の場合は大学生活の中心であった趣味の時間ができました。人間関係も広がっていきました。
自分は『サラリーマン』でした。しかし・・・
だんだんと会社生活との距離が離れていきました。自分の『コア』が『サラリーマン』であることは間違いないですし、仕事にかけるエネルギーの量も、以前とほとんど変わりません。ただし100%『サラリーマン』であることに疑問を感じてきました。会社の仕事の中で、自分と価値観が違うところが目につくようになり、意識的に手を抜く部分やあきらめる部分も出てきます。自分の『コア』が徐々に『サラリーマンである自分』から外れていくことを自覚しだしました。自分の場合は入社10年を過ぎたあたりからでしょうか。
それから十数年、なんとか『サラリーマン』である自分に踏みとどまってきました。今いる会社で働く以外に稼ぐ手段を持ちませんでしたし、『サラリーマン』でいつづけることに疑いをもってしまうと、ますます会社に行くことがつらくなってしまうからです。
そして・・・
昨日『セミリタイア』しました。入社から20数年が過ぎて今日からは『セミリタイア生活』です。第三者の視点から見てみると、昨日の自分と今日の自分は全く違わないでしょう。相変わらず決まった時間に会社に通う日常が続きます。ただ、自分の『コア』が『サラリーマン』から明らかに外れてしまいました。そう実感しましたし、意識的にはっきりと外すことを決意しました。
ここで冒頭の文章に戻ります。
自分は『自分』となりました。『サラリーマン』であることは生活の一部にすぎなくなりました。今日からは『セミリタイア生活』がはじまります。
続きます。
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