「地方活性化」の最前線の現場がここにある
このところ、震災関連の番組をずっと見ています。
ある番組で、仮設住宅でひとり暮らしているお年寄りを取材していました。
まわりの住民が「災害公営住宅」に移っていく中、取り残され生活に不自由するさまが痛々しくえがかれていました。
『セミリタイア生活』のコアとして「地方活性化にとりくみたい」と書いてきましたが、震災の復興の現場では、既に地方の「高齢化」や「過疎化」の問題がむき出しになっているのです。
「地方活性化」「地方創生」「村おこし」「田舎への移住」「外国人観光客の誘致」など、耳ざわりのいい言葉が並びます。
しかし、実際には「人が、ただ普通に、生活をしていくことができなくなっている地方」が急速に増えつつある中で「その勢いを、どうすれば少しでもくい止めることができるのか」という喫緊の課題があることを目にして、いまさらながらに衝撃を受けました。
なぜ自分が「地方活性化」に興味があるのか、意識下に閉じこめていたことが見えてきました。
「アラフィフでも、まだまだエネルギーがある。この力とこれまでの経験を、別の土地で存分に活かしたい」ではないのです。
「あの仮設住宅のひとり暮らしの老人にはなりたくない。」
高い問題意識の対象は「どこかの地方への観光客の誘致」ではなく、高齢化と過疎化が進む社会で「自分が30年後、どう生きのびるか」そのことなのかもしれないのです。
クリックしていただけると励みになります♪