会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?

『セミリタイア生活』とはなにか、っていうのは自分が好きに決めていいのかもしれないよ

『セミリタイア生活』は75歳で破綻する

 

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『セミリタイア生活』に入るときには、ある程度の資産を確保し、それを原資とした将来のフィナンシャルプランを想定するでしょう。

そのときには(今かかっている年間生活コスト)×(これから生きるだろう年数)だけを考えればいいのでしょうか。

 

 

アラフィフ独身者であった場合、上のような計算だと、早ければ75歳程度で自分ひとりで生活できなくなった場合、いきなり金銭的に破綻する可能性は否定できません。頼れるのが自分ひとりだけでは、家で介護を受ける選択肢がとれないからです。有料老人ホームなど介護を受けられる施設に即、入る必要が生じます。

 

 

自宅の売却費は施設への入居料としてすべて消え、施設への支払額を含む年間生活コストは健康なときの倍。年金も70歳からで予定していた金額の半分しか出ず、そして90歳まで生きる。そういった条件が重なることも十分にあり得る『セミリタイア生活』の最晩年には、どのような事態が待っているのでしょうか。

 

 

一般には、近い将来の日本では「セミリタイア」や「リタイア」という概念さえ消えるのかもしれません。身体が動く限り働く社会がやってきます。要支援、要介護になろうと、たとえ望まない仕事であったとしても、通勤ラッシュにもまれながら、週5日、フルタイムで働き続けなければならないのです。アラフィフで『セミリタイア生活』に入ろうとする自分たちのようなタイプが、そんな未来に耐えられるでしょうか。

 

 

しかし必ずしも悲観する必要はありません。

『セミリタイア生活』で自由になる時間を使って、前もって有料老人ホームの比較検討をしたり、公の介護サービスの使用条件を徹底的に調べたりすることができます。さらに、パートタイムで介護ビジネスで働くことで自らの将来の生活をシミュレーションすることや、いっそ、独り身の気軽さで病院や施設が充実している自治体に生活の場を移すことも検討の対象となります。理想的には『セミリタイア生活』に入った人たちの間で、相互にサポートできる数十人単位のグループをつくっておくこともできるかもしれません。

 

 

『セミリタイア生活』の中では、自分ひとりでの低コストの生活スタイルを確立することだけではなく、将来を見据えてこのようないろいろな活動を並行して行っていきたい、と自分は考えています。

 

 

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