『セミリタイア生活』を始めても都市から離れられない
「会社を辞めない『セミリタイア生活』」では、「地方活性化」というテーマを自分の生活のコアにしようとしています。とはいっても、いきなり田園生活を始めることができるわけではありません。会社に通勤できない土地に移り住むことはできないのです。
不思議なことに『セミリタイア生活』を送るためには、会社から近い方が都合がよかったりします。それだけ通勤時間が短縮され、自由に過ごせる時間が確保できるからです。
会社から近すぎて、家に変える前に気分をかえたいときは、近所のコーヒーショップでぼーっとします。そこで「サラリーマン生活」モードから『セミリタイア生活』モードに切り替えるのです。
それでは、会社を辞めた後は、どこに住むのがいいのでしょうか。まず、家賃は抑えたいところです。車を持つとそれだけのコストがかかりますから、車がなくても生活できる場所を選びます。そうなると、鉄道の駅には近くても、自宅のまわりには田畑や林が広がっているような地域になるでしょうか。
たぶん自分はそこには住めないでしょう。自宅の面積も小さくなるでしょうから、外で時間を過ごす場所として、図書館、ファミレス、スポーツクラブぐらいはほしいです。
つまりは自分が田園生活を送るのは難しいことがわかります。ほどほど近所に施設が整っている街でなければ、長い期間は住めそうにありません。
ここまでの条件だと、それほど住む場所を選ぶのは難しくないとは思いますが、これに加えて、数日に一度は街に出たいとも考えます。通勤ラッシュは勘弁してほしいですが、ほどほどの雑踏にいるとテンションがあがります。早足で歩き過ぎる人たちの顔を眺めていると「みんな、なにかにがんばっているんだろうな」と元気づけられるのです。
元気があって、刺激がある街。駅前も人でにぎわい、商店街も新陳代謝を繰り返してどんどん新しい店ができてくる。しかし実際には、そのような街は少ないのではないでしょうか。もし首都圏を避けるのであれば、5~6都市に限られてしまうかもしれません。少なくともそこに1時間以内でたどり着ける場所に住みたい。
どうやら、せっかく会社を辞めたとしても、自分は都市から離れることはできなさそうです。
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