『セミリタイア生活』と老いとの競争
ブログを書いていて、ふと視線をキーボードにおとしたとき、自分の手が骨ばって肉が落ち、まるで老人のような手になっているのを見て、衝撃を受けました。
「今の高齢者は70歳でも十分元気。まだまだ現役で働ける」という話には、まるで実感がありません。
アラフィフで身体にかなり気をつかっていても、年をとるスピードの方が早いように感じるときがあります。
今まで「少しエネルギー不足だな」と感じたときに、ステーキのような固まり肉をわしわし食べると元気になりました。
ところが今は「肉を食べたい」という欲求自体が少なくなってきました。
食べ放題のシュラスコやローストビーフでさえ、一皿分食べれば、もう十分です。
「老い」を感じるのは、身体だけではありません。
このところ「好奇心」がなくなってきたのもショックです。
これからの数ヶ月先の旅行の計画を立てようとして、行きたいところがほとんど思いつかないことに気づきました。
行きたいところがあっても、交通費や宿泊代が自分が想定していた価格より高いと、「それだけ出すんだったら、家でゆっくりしていた方がいいかも」などと思ってしまいます。
「70歳まで働ける」という言葉には「定年延長」あるいは「退職年齢の上限のないサラリーマン生活」のイメージがあります。
60歳を超えても、それで会社でやっていたルーティンの業務、例えば既存の得意先に前の年度とほぼ同じような提案をしたり、長年使ってきた機器で作業を行ったりするのであれば、それは70歳までも可能かもしれません。
しかし、新しいことに取り組む意欲と開発していく能力を70歳まで継続していけるのでしょうか。
新しいことを始めるなら、アラフィフが体力的精神的に最後のタイミングのように感じます。
今は、会社から離れて本格的に『セミリタイア生活』を始める時期と、自分の「老い」との競争をしているようにも感じています。
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