『セミリタイア生活』で人づきあいは悪くなるか
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」に入り、会社の同僚と食事に行く機会は減りましたが、プライベートな付き合いの頻度は変わっていません。
しかし、近い将来、会社を離れて『セミリタイア生活』を始めると、これまでのようなプライベートな付き合い方も変わってしまうかもしれません。
理由は3つ。
ひとつめは、一番正直に書きますが、この理由につきます。
収入が減って、外食費にそれほどお金が割けなくなることです。
ふたつめは、「サラリーマン生活」をおくっている知人との距離が開くように思えることです。
アラフィフの価値観は、まだまだ「定年まで勤めるのが当たり前」ですから、会社の話では温度差がうまれるかもしれません。
それに「どうして辞めたの?」「辞めてどうするの?」という質問に答えるのも、しんどくなってくるような気がします。「やりたいことがある」と答えても「どうして会社を続けながらやれないの?」「定年になった後じゃダメなの?」「そのやりたいことは、具体的にかたちになっているの?」とたたみかけられたら黙ってしまうかもしれません。
最後は前向きな話。
新しい自分のコアとなる活動で、新しい仲間ができたら、その人たちとの付き合いを増やしたいからです。
積極的にこちらから声をかけ、食事などをセッティングする機会もあるでしょう。
このような理由で、いままでなんとなく付き合っていた人たちとの関係は見直さざるを得なくなります。
付き合いを続けられるのは、
☆見場のよいレストランで食事していた人よりも、家で鍋をするときに呼べる人
☆自分がサラリーマンであっても、なくても、態度を変えない人
☆会わない期間が1年以上空いても、顔をみたくなる人
だけになるのかもしれません。
「『セミリタイア生活』では、自分のやりたいことだけをする」という言葉の前には、必ずあるフレーズがひそんでいます。
「この先、何年、何十年あるかはわからないが、生きていく時間には限りがあるから」。
『セミリタイア生活』は、限られた時間を意識し、すべての面において能動的に物事を進めていくライフスタイルです。
それを選んでしまった以上、さびしい気持ちもありますが「誰に会うか」も意識的に選択していくことになるだろう、と感じています。
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