202X年、日本経済の危機を『セミリタイア生活』でのりきる
日本の株式市場が混乱しています。
ただし、自身の生活の満足度と日経平均が連動しているわけではありません。
陽の光でふかふかになった布団で昼寝をすることが喜びである自分と、例えば、複数のスクリーンとキーボードを駆使しながら億の報酬を求めるヘッジファンドのディーラーの世界を、同じレベルで考えるのはおかしなことです。
ここしばらくの市場の混迷をひとつの機会として、現時点で想定している自分の人生設計を時系列に整理してみます。
2015年 「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」をはじめる
2016年 現在。サラリーマンの退職準備をはじめる
2016~2018年 退職。退職金をふくめたポートフォリオの完成
201X年 退職からの1年間。翌年からの本格的な『セミリタイア生活』の準備
201X年 『セミリタイア生活』をフルタイムではじめる
2020年 東京オリンピック
202X年 日本の経済破綻(の可能性)
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203X年 70歳。年金受給開始。完全リタイア
日本経済が破綻するかどうかはともかく「国力をかけて成功させようとする2020年の東京オリンピックまでは、なんとかいまのかたちを保っていくだろうが、それ以降は予想がつかない」ことを前提とするのは、それほどおかしなことではないでしょう。
その可能性を見すえて、クリアしていくハードルは次の2つです。
2020年にむけて、日本の財政と自分のポートフォリオは切り離しておく、もしくはできる限り分散させておく
70歳まで継続して、金融収入以外で収入を得る手段を確保しておく。その収入のみで最低限の生活が送ることができる金額が目安
このために、今から「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」を始め、近い将来の「会社から離れてからの『セミリタイア生活』」のスタイルを確立させようとすることは、70歳までの生活を見通した上で合理的だと考えています。
上記では2016年を「サラリーマンの退職準備」としましたが、本当は「今後20年間の生活の準備期間」なのです。
単に「今後20年」とするとあまりにも漠然とし過ぎますが「退職準備」とすれば具体的にやることを列挙できるから、という理由にすぎません。
もちろん別の選択肢として「今いる会社にいられる限りしがみつく」ことも間違いではありません。
ただし間違いなくアラフィフのサラリーマンは、「同一労働・賃金法」の強制適用、解雇の自由化の強風を真っ先にくらうことになります。
日本の経済の悪化にあわせて賃金が急減し、経済破綻と前後して、十分なポートフォリオを組む余裕もなく、給料以外の収入を得る仕組みをつくる時間もないまま、会社から放り出され無職となってしまう可能性も否定できません。
だいたい、あと数年、ますます過酷となる会社生活を過ごすことが身体にも精神的にもいいわけがありません。
70歳に「完全リタイア」するときにできるかぎりの健康を保つことが、これからの20年間で最も大切なのですから。
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