会社を辞めなくても『セミリタイア生活』はできる?

『セミリタイア生活』とはなにか、っていうのは自分が好きに決めていいのかもしれないよ

『セミリタイア生活』とひとりの夜

 

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これまで平日の夜と週末の自由な時間を「会社生活の疲れをとるためのもの」と無意識に定義づけていた気がします。

 

 

睡眠不足を解消するために泥のように寝るか、ストレスを解消するために人と食事などをして発散するか。まとめてみれば、たった2種類の行動で、どちらも「会社の仕事がとても疲れるもの」という前提があるものです。仕事が終わって自由な時間であるはずなのに「サラリーマン生活」の存在に引きずられていたのです。

 

 

「会社を辞めない『セミリタイア生活』」を始めて「サラリーマン生活」という軸を強引に取り払ってみると、夜と週末の本質は別の姿であることに気づきました。

 

 

単純に「ひとりで過ごす時間」であるというです。

会社という拘束力と同調圧力が強い組織の存在が小さくなったことで「会社を離れると自分はひとりになるのだ」とあらためて気づかされたのです。

 

 

主に定年退職後の方が、会社に通わなくてもよくなったのに、日中、図書館やファミレス、喫茶店で過ごしているのが不思議でした。自分の家にいれば、好きなものに囲まれて、好きなことがいくらでもできるのに、その場でやれることが制限され、飲食代がかかる場所にわざわざ行くなんて。

 

 

なんとなくわかるようになりました。人は知り合いでなくても、まわりに人がいた方が楽に過ごせるのだと。

 

 

ひとりでいるのは不安なものです。ろくなことを考えません。

そして自分から人と会う機会をつくらなければ、いつまでたってもひとりです。

 

 

「ひとりでいる時間」と「ひとりではいられない時間」を、いままでは会社がほぼ強制的に区切っていました。「サラリーマン生活」から離れることで、この区切りは「ひとりでいたい時間」と「ひとりではいたくない時間」に分けることができるようになりますが、その切り替えを自分がやらなければ、他の誰もやってくれませんし、それを一生続けていかなければなりません。人と会わないことが永続的になると、待っているのは孤独死なのかもしれません。

 

 

この「ひとりの生活」と「ひとりではない生活」の区切りのサイクルを、最終的には意識することなく、まわしていけるようになることが、会社を辞めた後の『セミリタイア生活』の大きな課題になっていきそうです。

 

 

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