老親と『セミリタイア生活』のどちらを選びますか
『セミリタイア生活』を始める人の割合は、長男・長女、次男・次女、末っ子、ひとりっ子で違いがあるのでしょうか。
つまり親の面倒をみている人は「セミリタイア」しにくい、ということはあるのでしょうか。
アラフィフともなれば、年老いた親の介護が大きな課題となってきます。
「年内に会社を離れて『セミリタイア生活』を始めようと計画していて、突然、親が倒れた」。それでも計画通り会社を辞めて、定期的な収入が減ることを良しとするのでしょうか。
考え方としては2通りあります。
ひとつは「会社を辞めれば、介護に時間をかけることができる。予定通り『セミリタイア生活』に入る」とするか、もしくは「病気の経過がはっきりわかるまで、会社には勤め続ける。そして会社の介護休暇とプロの介護サービスを利用する」かです。
このような『セミリタイア生活』を始めるタイミングと親の介護を始めるタイミングが重なることは少ないかもしれません。
しかし、いつかは介護が必要となるときがきます。
アラフィフの親であれば、比較的、年金には恵まれている世代です。「経済的な手当は親自身が持っている資産から」という考え方もあるでしょう。
それであれば子供である自分たちは「自分と自分たちの子どもにかかる費用」のみを計算して『セミリタイア生活』に入ることができます。
ただ「親がどの程度の資産を持っているか」や「介護に必要な費用は彼ら自身でまかなえるのか」について定量的に把握しているでしょうか。
介護については、親だけではなく自分たち自身の介護も含めて、その影響を具体的に見こむのは難しい問題です。
ただ『セミリタイア生活』に入る前に家族と事前に十分話し合っておかないと、突然「老親と『セミリタイア生活』のどちらを選ぶか」という問題が突きつけられないとも限りません。
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『セミリタイア生活』と「サラリーマン生活」の間で揺れる気持ち
今日、久々に体重を測ったら、1ヶ月前と同じ体重でした。
今月はかなり暴飲暴食気味だったのに、100gと変わらず驚きました。
日曜日は昼頃まで寝てしまいました。
生活のリズムがずれてしまったと少し後悔しましたが、今朝もアラームが鳴る10分前に目が覚めました。
身体の調子が安定しているのは「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」と言いながら、実態は規則正しい「サラリーマン生活」をしているからかもしれません。
以前は、残業時間が長かったり、土日に急に仕事が入ったりと「この生活はとても長くは続けられない」と思いつめたこともありましたが、このところはそこまで忙しくもありません。
今後、どのような『セミリタイア生活』を送ろうか考えていると、時々「自分探し」「自己実現」といった空虚なキーワードが浮かんでくることがあります。
「このふわふわしたイメージの生活をこれから本当に送ろうとしているのか」という真っ当な疑問もわいてきます。
自分が『セミリタイア生活』を目指しているのは「アラフィフの現在から70歳まで今いる会社で働く」というイメージがわかないからです。
直観的に「会社に長くいればいるほど、不愉快なことが増えそうだ」という予感もあります。
しかし「今」だけ考えると「これでいい」と気持ちが落ち着いてしまうところも確かにあるのです。
『セミリタイア生活』にむけて、自分のコアになるものは積極的に見つけていきたいと考えます。それは「本当の自分はなにをしたいのか」というあいまいな気分を、より具体的に「起業」や「長期の旅行先」、「再構築していく人間関係」等におとしこんでいくプロセスです。
これらは未体験の世界への挑戦でもあり、エネルギーを必要とするものです。
このエネルギーのかかる『セミリタイア生活』の準備を進めていくために、逆説的ではありますが、今後も安定した「サラリーマン生活」を続けていくことが必要なのかもしれません。
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『セミリタイア生活』の大敵、「節約ストレス」
「節約」というのは麻薬のようなものです。
最初は楽しいのです。
・トイレのタンクにペットボトルを入れる。
・冷蔵庫の扉の開閉は最小限の回数に。
・買い物をするときに、複数の金券ショップをまわって一番割引率の良い商品券を手に入れる。
・エアコンは使わない。
まるでゲームのようです。
しかしだんだんストレスがたまってきます。
・今すぐ冷たいものが飲みたくても、次に冷蔵庫から別のものを取り出すまで15分我慢。
・金券ショップで、あそこは「98%」、ここは「97%」。なんとか「96%」の店がないか、疲れるまで歩きまわる。
・家の中が寒くてもエアコンはつけず、外で着ていたダウンジャケットを脱がずに寝るまで過ごす。
その結果、ある日突然、「これだけ我慢した自分へのご褒美」として3万円する洋服を衝動的に買ってしまうような破滅の日がやってきます。ひと月3,000円の節約のほぼ1年分が、一瞬で消えさってしまうのです。
『セミリタイア生活』は「1ヶ月の生活費がいくらまで下げられるか」というゲームを3ヶ月やって終わり、というものではありません。
この先、20年、30年と続けていくものなのです。
アラフィフともなれば、風呂からあがったときに脱衣所の温度を上げておかなければ身体に負担がかかります。費用がかかったとしても、脱衣所に電気ストーブをつけておいた方がいいのです。
節約は「自分が気づかないほど」ひそやかに進めなければなりません。
電気代を節約したいのであれば、契約アンペアを下げる。
保険を見なおして、毎月の保険料を下げる。
どうしてもデパートで買い物がしたいのであれば、買い物の都度、金券ショップをまわるのではなく、そのデパートの“積立の会”に入る。
自分の購買行動のパターンを、家計簿から客観的に分析し「どのような手段であれば効果的に費用を減らせるか」を考え、実行に移す。そして「それ以外の節約はしない」と決めておくぐらいの方が、長い目でみて生活費をだんだんと落としていくことができるのではないでしょうか。
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Kindle Paperwhite vs 『セミリタイア生活』
「買おう、買おう」と思ってなかなか買えないものがあります。
それは”Kindle Paperwhite”。
先日は家電量販店の店頭で何分間もいじっていたのにかかわらず、結局買いませんでした。
ネット上での評価も高い商品で、実物を見ても軽いし文字もきれいですが、どうしても受け入れられないのが、ページの切り替わりで一瞬文字が二重になるところです。その瞬間に目の奥が痛むような感覚があるのです。
本当は「ミニマリスト」の考え方で、「家の中に本はなく、すべてKindle Paperwhiteに入っている方がかっこいい」と思いますが、こればかりはアラフィフゆえの生理的なものなのかもしれず仕方がありません。
『セミリタイア生活』では、本にかけるコストは0円が理想です。図書館で借りれば、お金は発生しません。
しかし図書館だと読みたい本が貸出中のことも多く、その本を手にするまでどうしても時間がかかります。
現在の「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」においては、「本を手にいれるコスト」よりも「自分の好奇心」を優先させています。「読みたい」と思ったら、なるべく早く入手することを考えます。本屋で新刊を買うこともあります。
定期的な収入がなくなり、本格的な『セミリタイア生活』に入ったら、いくら好奇心を満たすためといっても、そんなに簡単には新刊本を買うことはできなくなるでしょう。本の買い方の“ルール”を定めた方がいいかもしれません。
まず読みたい本があったら、必ず最初に「図書館」の在庫を確認する。
もし貸出中や予約数が多く入手までに時間がかかりそうな場合には、ネットで中古本の価格を調べて、納得できるものであれば購入する。
その時点でベストセラーであれば、ブックオフで買うことも検討する。
本屋で新刊を買うときは、その場で買わず、一日以上日を空けてそれでも欲しければ翌日以降に買う。
新刊で買って手元に置いておくほどの内容でなければ、必ず中古本として売却。
Kindleは、本がワンクリックで買えてしまうため、先の“ルール”が守られなくなる可能性が大きくなります。
「新刊を買うよりも若干安いコストで、読みたい本が即時に読める」システムですから、そもそも「『セミリタイア生活』で本を手にいれるコストを下げる」という趣旨に合いません。
その意味でも”Kindle Paperwhite”を買わないのは『セミリタイア生活』を考える上ではよかったと自分を納得させています。
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もうひとつの新幹線開業を知っていますか
本日、2016年3月26日に「北海道新幹線」(新青森-新函館北斗間149km)が開業します。
「東海道新幹線」開業が1964年10月1日。今年で52歳。
アラフィフだと、ちょうど生まれた頃に走り出した新幹線が「ついに北海道に到達したのか」と感慨深いのではないでしょうか。
未来に目を向けると「リニア中央新幹線」が名古屋まで走り始める2027年頃(=東海道新幹線 63歳)には今のアラフィフも元気でしょうが、大阪までの全線になんとしても乗ってみたいところです(2045年予定、東海道新幹線81歳!)。
さて、祝賀ムードにわく「北海道新幹線」開業ですが、あの東日本大震災の翌日に開業したもうひとつの新幹線を覚えていますか。
2011年3月12日に全線開業した「九州新幹線」です。一部開業は2004年の新八代-鹿児島中央間、この日に博多までの全線が開業しました。
鹿児島から青森までが新幹線で結ばれた記念すべき日に「東北新幹線」は一本も動いていませんでした。そして「九州新幹線」開業を祝うテレビCMも数日で放映中止になりました。
しかし、そのCMに集う九州の人たちの笑顔は、Youtubeでの放映を通して、日本中に元気をもたらしたのです。
今、あたらめて観てみると、これが「地方活性化」が目指すのひとつの理想の姿だと感じます。各駅ごとにそれぞれの風景があり、人々の笑顔がある。
今日は北海道だけでなく、全国で「北海道新幹線」の開業を祝う素晴らしい日になるといいですね。
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写真の引用元:九州新幹線 - Wikipedia
おまけ:北海道新幹線のCMも笑えます。
『セミリタイア生活』で一番重要なのは「どこに住むか」ではない
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たんぽぽと一緒に過ごす『セミリタイア生活』
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」を快適に過ごすコツは、ON、OFFを意識的に切り替えることです。
仕事が終わって家に帰った後、外でのテンションの高さをふっと和らげ、リラックスすることで、自分にとっての「コア」な活動に集中することができます。
OFFにスムーズにはいっていくために、自分はお茶を飲むことが多いです。
中でも紅茶が好きです。
シンプルなものよりも、かなりしっかり香りがついたフレーバーティーがいいですね。
店で選ぶのも楽しいですし、季節ごとに違った香りを楽しむのも、ちょっとした贅沢です。
コーヒーよりも紅茶が好きなのですが、最近「たんぽぽコーヒー」なるものを知り、かなりの頻度で飲むようになりました。
「コーヒー」といっても、コーヒー豆の代わりに「たんぽぽの根」が使われています。飲むとコーヒーよりは少し酸味があり、「乳糖」が入っているため多少の甘味もあります。カフェインレスです。
「たんぽぽの根」は「蒲公英根」という漢方薬として用いられることもあり、二日酔いや肝臓、便秘に良いともいわれています。
自分にとっては「胃のもやもや感」がすっきりするように感じられるのが気にいっています。
外でのストレスにさらされた胃の調子を整え、すっきりとした甘さが気持ちをリラックスさせてくれる。
春の『セミリタイア生活』のおともに手離せない一品となりました。
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参考:
『セミリタイア生活』の幸せは自分の中にある
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」は、人とは違う生き方です。
自分で決めたライフスタイルですが、どうしても人と比較してしまうこともあります。
『セミリタイア生活』をおくることは、最終的には自分ひとりの判断になります。
「ひとりで好きなことをやっていれば満足」と「ひとりで好きに生きていくことを選ぶ」は言葉の並びは似ていても、その中身は全く違います。
人間はしょせん、ひとりでは生きていけないのです。
現代の日本は安全で、生活のインフラも整っています。食べ物も着る服も、安くても十分な品質のものが売られていて、ひとりであれば最小限のコストで暮らしていけます。
しかし「ひとりで暮らしていける」と「ひとりで生きていく」ことは全く違うのです。
人間は、社会の中でしか生きられません。
サラリーマンにとって、一日の中で最も長い時間を過ごすのは「会社社会」です。
『セミリタイア生活』では「会社」に代わる「自分のコア」を見つけなければなりません。
それを探し当てることができれば、それだけで『セミリタイア生活』の準備は半分以上、整ったことになります。
しかし、これまでの20数年間、仕事に拘束されていたことで、仕事や会社の中に「やりがい」「生きがい」「幸せ」を探してしまうくせがどうしても抜けません。
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」を続けるための最も大きな障害は、自分の中に「やりたいコア」を探すのではなく、知らず知らずに会社生活の中に求めてしまうことなのかもしれません。
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『セミリタイア生活』で起業宣言!
このところ、誰かと将来についての話の流れになったときに「あと2年ぐらいのうちに『起業』することを考えている」と言うことがあります。
これは「『セミリタイア生活』に入りたいと思っている」ということを「セミリタイア」という言葉を使わないで伝えるやり方のひとつです。
自分は会社を離れた後「自分が本当にやりたいことで、少額でも収益をあげる」ことを目標のひとつにおいているので、その部分を『起業』と表現しているだけです。
今後のことを話すときには、言葉の選び方でニュアンスがかなり変わってきます。
「もう少ししたら、会社を辞めてしまうかもしれない。」
「会社から少し離れて、今後のことをゆっくり考えたい。」
「そろそろ会社を卒業して、別のことをやろうと思っている。」
そして
「近い将来、思いきって『起業』することを検討している。」
どれも“本音”であり、自分の気持ちの一部であることに違いはありません。
この中では『起業』と言い切った方が自分もすっきりするし、相手との話もプラスの方向に続いていくことがわかりました。
例えば「会社を離れて、今後のことをゆっくり考えたい」という言い方だと「そうなんですか。いろいろとあるんでしょうね」と微妙な雰囲気になることがあります。
これが『起業』という単語を使うと、興味を持つのか、相手はいろいろと聞いてきます。
相手から「どんなことで起業したいのか?」と聞かれた場合、「こういうテーマで、自分のこういう能力を活かせば、こういうかたちのビジネスができるかもしれないと考えている」と具体的に話すことで会話が展開していきます。
面白がって聴いてくれる人やアイディアをくれる人もいますが、否定的な意見を言われることもあります。
「そのかたちのビジネスは、もう前例がある」「すでに領域のプロがいるので、今から始めるは難しい」などですが、それも貴重な参考意見となります。
意外だったのは「会社に勤め続けた方がいい」とあたまから『起業』を否定する人が、驚くほど少ないことです。
アラフィフだと、年金が出るまで早くて15年、もしかしたら20年あります。
その間、会社で働き続ける人の環境がどう変わるのか、あるいは会社自体が存続するのかすら不明確であり、簡単に「勤め続けた方が」と言えない時代になってきたからではないでしょうか。
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『セミリタイア生活』でウクレレを抱えて童心にかえる
今年から始めたウクレレを、毎日楽しく弾いています。
「会社を辞めずに『セミリタイア生活』」をおくっていても、ウクレレの音を聴いているときには、すでに心はハワイの青空の下にあります。
さて、全くの初心者としてウクレレを始めた当初から、「個人レッスン」に通っています。その一番の理由は、弾いているときの姿勢を整えたかったからです。
リラックスした無理のない体勢で演奏しているかどうかは、自分ではチェックしにくいものです。先生に「フレットをのぞきこむと、どうしても背中が曲がってしまいます」「ネックの位置が下がってきていますね」と言ってもらえると、その場で直すことができます。
ウクレレの教室で渡される譜面は「童謡」が多いです。
「もっとカッコいい曲が弾きたいのに童謡なんだな」と少し残念に感じたのですが、繰り返し練習していると、なんだかとても穏やかな気持ちになっていることに気づきました。
最初に「童謡」を練習するのは、使っているコードが2つか、3つ程度なので、その指使いを覚えれば、比較的すぐに1曲マスターできるからです。
このところ練習していたのは「春の小川」。シンプルなメロディーと3つのコード、昔どこかで聴いた懐かしさに「こんないい曲だったんだ」と気づかされました。
音楽の「ミニマリスト」ですね。曲として成り立つための最低限の音符数、コード、ゆっくりしたテンポ。
それがどこか人の心をうつからこそ、時代が変わっても、100年以上*歌い継がれているのでしょう。
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